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子会社「株式会社アイ・イー・テック」が プロジェクト改善プラットフォーム「helmi」を発売
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子会社「株式会社アイ・イー・テック」が プロジェクト改善プラットフォーム「helmi」を発売

2017-10-02
プレスリリース

株式会社フィックスターズ(本社:東京都品川区、代表取締役社長:三木 聡、以下フィックスターズ)と株式会社SHIFT(本社:東京都港区、代表取締役社長:丹下 大、以下SHIFT)による合弁会社、株式会社アイ・イー・テック(本社:東京都品川区、代表取締役社長:田村 陽介、以下アイ・イー・テック)が、プロジェクト改善プラットフォーム「helmi」を発売いたします。

ソフトウェアシステムの大規模化、複雑化に伴い、人件費をはじめとする開発費は増加の一途をたどってきました。また、ソフトウェアの品質を担保するソフトウェアテスト業務においては、熟練の技術者の経験則に基づき、不具合箇所の推定や検証業務の効率化を行ってきました。このような属人的なソフトウェア開発体制が続く一方で、大規模データ処理を可能とするハードウェア性能の進化や、ディープラーニング等の機械学習技術の進化により、機械による自動不具合予測、自動修正がより現実味を帯びてきました。

「helmi」は、日々のソフトウェア開発において発生する膨大な情報を取得し、機械学習による自動不具合推定を行います。定期的に不具合修正履歴から不具合混入時の特徴量を抽出、機械学習モデルを作成し、不具合推定に利用します。推定された不具合混入確率はソフトウェアテストやコードレビューの優先度付けに活用できます。このように「helmi」では大量の情報から人手では判断できない情報の規則性や関連性を発見することにより品質のさらなる向上や属人化の排除を実現します。

SHIFT 代表取締役社長、丹下 大は以下のようにコメントしています。
「属人化された業務を、『作業』と『判断』に切り分け、エンジニアが創造的な業務に集中できるような体制・仕組み作りを進めてまいりました。人工知能が注目されている今、更に品質を科学し、様々な『判断』を仕組み化し、判断の属人化をなくすことで、より高度な品質づくりを推進できることを大変うれしく思います。『helmi』を通して、ソフトウェア開発のあるべき姿を考え、エンジニアの価値をより向上してまいります。」

フィックスターズ 代表取締役社長、三木 聡は以下のようにコメントしています。
「ディープラーニング等の機械学習技術の実用化が進み、大量データの高速処理に対するニーズは益々増加しています。このようなニーズに応え日々進化する当社の技術を、ソフトウェアテストという製品の品質を左右する重要な分野に適用できることを、大変うれしく思います。『helmi』を通しソフトウェア開発の効率化とさらなる高品質化に貢献してまいります。」

アイ・イー・テック 代表取締役社長、田村 陽介は以下のようにコメントしています。
「慢性的な人材不足に悩まされているソフトウェア業界において人工知能の活用は待望されています。その第一歩として、不具合予測分野での革新的な製品を発売できたことを大変嬉しく思います。三社の有機的な連携により企画実現した『helmi』が過酷な製品開発現場において、技術者を煩わしい雑務から開放し、より創造的な作業に集中できる新世界を切り開いていくことを期待しています。」

新サービスについて

  • サービス名:「helmi」
  • 概要:
    ソフトウェア開発において発生する膨大な情報をAIでマイニングし、不具合発生の自動予測を実施。不具合発生予測情報から、コードレビューやソフトウェアテストの優先度付を行うことで、早期の不具合対応、テストコストのコントロールを実現します。
  • 価格:月額20万円/リポジトリ
  • 販売元:株式会社フィックスターズ、株式会社SHIFT、株式会社アイ・イー・テック
  • 販売開始日:2017年10月2日(月)
  • URL:http://www.ie-tech.co.jp/

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本件に関するお問い合わせ

株式会社フィックスターズ 広報担当