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2010/03/03

GPUコンピューティング向けに最適化された初めての企業向けLinux OS

フィックスターズ、Yellow Dog Enterprise Linux for CUDAの提供を開始

 

フィックスターズは本日、GPUコンピューティング向けに最適化された初めての企業向けLinux OS「Yellow Dog Enterprise Linux for CUDA™」の提供を開始しました。「Yellow Dog Enterprise Linux for CUDA」は、NVIDIA® GPUをアクセラレータとするx86システムにインストールして利用する企業向けLinux OSで、インテグレーション、パフォーマンス、アプリケーション開発、サポートすべての面においてGPUコンピューティングに最適に設計されています。

 

金融シミュレーション、科学技術計算、サイスミック、医用画像処理など、高いコンピューティングパワーを必要とするさまざまな分野で積極的にGPUが採用されてきています。しかし、Linux上でGPUを活用したアプリケーションを実現するには、安定した環境を構築、維持しながら、並列性の高いソフトウェアを開発、実行するための豊富な知識と経験が必要とされます。

 

「Yellow Dog Enterprise Linux for CUDA」は、NVIDIA GPU専用の開発環境CUDAの同時収録と、信頼性の高いアップデートにより、安定したLinux環境を継続的に提供します。開発者向けには、効率的なアプリケーション開発を実現するEclipseベースのCUDA統合開発環境を収録したほか、LinuxおよびCUDAの両方を対象とした統合的なテクニカルサポートとアップデートを提供します。

 

本製品の開発責任者である、フィックスターズ、ソフトウェア・ソリューション部門長の浅原 明広は次のように述べています。
「10年の歴史を持つYellow Dog Linuxにとって、x86システムのサポートは間違いなく大きな出来事といえます。しかし、本製品はマルチコアに最適な環境をお届けするという我々のビジョンから自然に生まれた製品と言えます。CUDAの開発者のために、マーケットインの思想で開発されたのがYDEL for CUDA です。ぜひご利用いただき、その使いやすさを体感して下さい。」

 

エンドースメント

 

「次世代GPUアーキテクチャFermiが使えるようになると、GPUコンピューティングはさらに普及するでしょう。YDEL for CUDAはトラブルシューティングやドライバー・アップデートなどの煩わしい時間を削減し、CUDAコードの開発に専念できる環境を提供するでしょう。GPUコンピューティングに特化した初のLinuxディストリビューションとして、ホスト-デバイス間データ転送のチューニングなど、今後益々進化していくことを期待しています。」
-東京工業大学、学術国際情報センター 副センター長、青木 尊之教授

 

「既存プロジェクトのコピー、設定のセットの時間を入れても1時間以内でCUDAが開発できる環境が整いました。 SDK、ドライバー、使い慣れた環境が一つのパッケージで揃うのは非常に助かります。私たちが開発したデータベースのデータからペプチド、プロテインを検出する CUDA のプログラムが簡単にコンパイルでき、使えるようになりました。」
-マニトバ大学、ソフトウェア開発者およびラボマネージャ、ヴィク・スパイサー氏

 

「日本におけるGPUコンピューティングのリーディングカンパニーです。YDEL for CUDA は、Linux OS上でNVIDIA GPUを利用するために最適なソリューションの一つとなるでしょう。Leadtek のグラフィックスボード開発チームはCUDAによるGPUプログラミングに最適な、このソリューションの登場を嬉しく思っています。」
-Leadtek Research Inc、CEO、ケイ.エス.ルー氏

 

「フィックスターズ社は日本におけるGPUコンピューティングの草分け的存在であり、同社が提供するCUDAを含んだLinuxディストリビューションは、これからGPUコンピューティングを始める開発者にとって福音になると確信しています。」
-株式会社ベストシステムズ、代表取締役、西 克也氏

 

「トーワ電機株式会社はフィックスターズ「Yellow Dog Enterprise Linux for CUDA」の発表を歓迎いたします。YDELはEclipseベースでのCUDA開発環境の提供やCUDA実行時のパフォーマンスの向上等、GPUコンピューティングを強力にサポートするただ一つの商用ディストリビューションとして、より高性能で快適なユーザーベネフィットを提供可能です。今後弊社では、製造販売する全てのGPUコンピューティングモデルの標準OSとして、Yellow Dog Enterprise Linux for CUDAを推奨し、その普及を強く推進致して参ります。トーワ電機は今後ともフィックスターズとの緊密な協力のもと、お客様への最適なソリューションのご提供を続けてまいります。」
-トーワ電機株式会社、代表取締役、飯野 匡道氏

 

「CUDAアーキテクチャによるGPUコンピューティングが標準機能としてYDEL Linuxディストリビューションに搭載されたことを、NVIDIAでは大変うれしく思っています。Fixstars社の直接のCUDAサポートにより、今後、超並列GPUで可能となったパフォーマンスを活用できる研究者、科学者、HPCプログラマが大幅に増えることでしょう。」
-NVIDIA CUDAグループ、ゼネラルマネージャー、サンフォード・ラッセル氏