Blu-rayエンコードの基礎知識

Blu-ray規格では、再生の互換性を保つために、収録データに関する様々な取り決めがされています。ここでは、Blu-ray規格のうち、エンコードに関連する部分と、Accelcoder Xでサポートする機能をあわせてご紹介します。

1. コーデックについて


ビデオコーデック

Accelcoder X でエクスプレスオーサリングを行った場合は、BDMV (Blu-ray Disc Movie) 方式で書き込みを行います。BDMVフォーマットでは、以下の映像コーデックを採用しています。このうち、Accelcoder Xがサポートしているのは、MPEG-4 AVC/H.264とMPEG-4 MVC(3D)です。

  • MPEG-2
  • MPEG-4 AVC/H.264
  • MPEG-4 MVC (3D)
  • VC-1

オーディオコーデック

BDMVフォーマットでは、以下の音声コーデックを採用しています(オプショナルコーデックは除く)。このうち、Accelcoder Xがサポートしているのは、ステレオ(2ch)、48kHz、ビット/サンプル16のLinear PCMのみです。Linear PCMは、非圧縮の音声データ (.wav)です。CDで採用されている音声もLinear PCMですが、サンプリングレートが44.1kHzであるため、そのままでは使用できません。ご注意ください。

コーデック サンプリングレート ビット/サンプル 最大チャンネル数
Linear PCM 48 kHz, 96 kHz, 192 kHz 16, 20, 24 8ch (Accelcoder Xがサポートするのは2chのみ)
Dolby Digital 48 kHz 16, 24 5.1ch
DTS Digital Surround 48 kHz 16, 20, 24 5.1ch

2. 解像度とフレームレートについて

BDMVフォーマットでは、以下の解像度およびフレームレートの映像をサポートしています。解像度とフレームレートの組み合わせは2Dと3Dで異なりますので、ご注意ください。

Blu-rayがサポートしている解像度とフレームレートの組み合わせ

Accelcoder Xでは、すべての組み合わせをサポートしています。

解像度 フレームレート
Width Height  
1920, 1440 1080 23.976p, 24p, 59.94i, 50i
1280 720 23.976p, 24p, 59.94p, 50p
720 480 59.94i
576 50i

Blu-ray 3Dがサポートしている解像度とフレームレートの組み合わせ

Accelcoder Xでは、1920x1080/23.976pと1280x720/59.94pをサポートしています。

解像度 フレームレート
Width Height  
1920 1080 23.976p
1280 720 59.94p, 50p

なお、Accelcoder Xへの入力映像のフレームレートが60i/60p/30p/24pの場合は、エンコード時に、それぞれ59.94i/59.94p/29.97p/23.976pに変換することができます。

3. ビットレートについて

Blu-rayおよびBlu-ray 3D規格で定められている最大ビデオビットレートは以下のとおりです。Accelcoder Xでは、ビットレートやQP値、GOPサイズ、スライスカウントなど様々なパラメータが設定されたプリセットテンプレートが用意されています。プリセットテンプレートに設定されているビットレートは、数ある再生機のデコード性能を考慮して、規格の定める最大ビットレートよりも低めに設定してあります。

  • Blu-rayビデオの最大ビットレート: 40Mbps
  • Blu-ray 3Dビデオの最大ビットレート: 64Mbps

Blu-ray 3Dビデオの最大ビットレートは、Baseストリームの最大ビットレートとなります。Dependentストリームのビットレートは、自動的にBaseストリームの50%に設定されるようになっています。