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Cell/B.E.とは

Cell/B.E.プロセッサは、SONY, 東芝, IBMの3社によって共同開発されたマルチコアプロセッサです。 PLAYSTATION®3のメインプロセッサとして有名ですが、 サーバーや組込機器への搭載を想定した汎用プロセッサです。

概要

Cellの設計思想

ブロードバンド時代の大量データや高画質な映像を扱うマルチメディアコンテンツに対するリアルタイム処理・インタラクティブ処理への要求が増える中、 「日常生活にスーパーコンピュータレベルの処理能力」を思想に設計されたCellは、シンプルな設計によって対性能比電力が向上し、AV機器などのデジタルホームから、高性能計算(HPC)、分散コンピューティングまで、幅広い用途へ実装できるよう設計されています。

ヘテロジニアス(非対称)・マルチコア・プロセッサ

複数のCPUコアを搭載する仕組みをマルチコアと呼びますが、Cellは、異なった種類のCPUコアを複数搭載する「ヘテロジニアスマルチコア」です。
*ヘテロジニアス:対称的ではない、「異なる性質をもつ違う種類の」コアが複数搭載されたプロセッサの意(Pentium、Athlonシリーズは対称マルチコアである「ホモジニアス」(2008/1現在))。
*CPUコア:1セットの演算器、レジスタ、データ回路など、CPUの演算に必要なユニットのことを指します。
ホモジニアス・マルチコアプロセッサ ヘテロジニアス・マルチコアプロセッサ
ホモジニアスマルチコアプロセッサ ヘテロジニアスマルチコアプロセッサ
1CPU上に同じ種類のコアを複数搭載した構成 1CPU上に異なる種類のコアを複数搭載した構成

9つのコアを1チップに搭載

代表的なCellの構成は1 + N
  • 1個の制御用プロセッサ:PPE (PowerPC Processor Element)
    OSなどを動作させる制御用の汎用プロセッサ
  • N個の演算用プロセッサ:SPE (Synergistic Processor Element)
    メディア処理に最適化された汎用プロセッサ
    現在出荷されている90nm Cell/B.E.プロセッサ 3.2GHzでは1つのPPEと8つのSPEが搭載(PS3でプログラムから使えるのは6つまで)